べーさんの出所ログ ー社会戦線は今日も異常ナシー: ログ0056 刑務所というところ 第9話 アルティメット受刑者 に ―― 衛生工場への配役 ――

2026年1月17日土曜日

ログ0056 刑務所というところ 第9話 アルティメット受刑者 に ―― 衛生工場への配役 ――



今日も今日とて社会戦線に異常ナシ。

戦線は常に異常ナシが正解。


異常があることが異常ナシ



出所して6ヶ月という時間が経過。

満期を迎えて2ヶ月、アタシの生活は特に変化もなく、

日々、言葉に出来ない違和感を抱いておりますw


🏭 新入訓練工場という場所



刑務所というところ 第8話にて、

ついに「受刑者」としての階段を登り始めたのですが、

そこはまだ「新入訓練工場」。

関連記事:ログ0053 刑務所というところ 第8話 受刑者の階段を昇る IN喜連川社会復帰促進センタ


言うなれば、受刑者量産工場な訳である。


今回は、そこで何が行われ、

どのように配役(刑期を過ごす工場)が決まるのかを、

アタシ視点で書いていこうと思います。


📌 配役はほぼ決まっているという現実


ぶっちゃけ、考査工場

(喜連川に着て最初に過ごす工場)で、

ほぼ配役される工場は確定していると言ってもいいと思われる。


その上で、新入訓練工場での過ごし方で

最終ジャッジがされていると考えて、

多分、間違いない。


まさかの、飯を食うスピードまで見られているのだ。


✂️ 折鶴作業と「新訓」




8話でも書いたが、

アタシがいた頃は、折鶴。

千羽鶴の材料である「鶴」を作り続けるという作業が待っている。


この作業、実は考査期間の単独室でも行っており、

作業内容は同じ。


ただ、居室では行わず、

工場=新入訓練工場で行う。


ちなみに、この新入訓練工場は

通称「新訓」と呼ばれている。


🟥 新訓工場の「衛生受刑者」


ここで出会うのが、

「新訓工場の衛生受刑者」である。


受刑者ヒエラルキーにおいて、

「衛生」は上位受刑者である。


ちなみに、8話で書いた

「PC科」でのお世話掛も、

同じく新訓衛生が行っていた。


この衛生の見た目の違いは、

「赤い帽子(キャップ)」を被っていることだ。


一般受刑者は「緑の帽子(キャップ)」である。


🎩 赤帽と緑帽の決定的な差

この「赤」と「緑」の差は大きい。


原則、工場内での単独行動が

許されているかどうか。


受刑者は原則、刑務官の立会が必要だが、

赤帽に関しては、それに準じない。


帽子の色に各刑務所の差異はあるかもだが、

衛生と一般受刑者の差は、とにかく大きい。


👥 新訓工場の人員構成


この「新訓工場」においては、

一般受刑者はおらず、

衛生である赤帽しかいない。


アタシの時は2人居たが、

本来は4人だったらしい。


他の2人は調査になって居なかったw


この調査については、

また番外編にて詳しく書こうと思うが、

要は不正を働いて居なくなっていたのだ。


とりあえず、この2人が

お世話係兼、教育係な訳だ。


⏱ 新訓の構成と期間


新訓工場は、前期と後期に分かれている。


各一週間、計二週間の訓練期間である。


最初に言っておこう。


この新訓の衛生、

メッチャムカつくのだw


😠 嫌味とマウントの日々


折った鶴の合否判定を、

この衛生が行う。


嫌味な言い方で、

折り方を指導してくる。


わからないことがあれば、

工場担当刑務官に挙手をして願い出る。



📋 作業指導の流れ


こんな感じだ。


まず挙手をする。

⬇️

担当刑務官が指を刺して

「ヨシ」

と許可がでる。

⬇️

「作業指導願います」と、

結構張った声で願い出る。


これ、気合い入れないと

何度もやり直しをさせられるw

(2021年当時)

⬇️

赤帽の衛生がやってくる。


⬇️

こんな感じ

「さっきの指導通りにやってみたんですけど、どうですか?」

と訓練生である受刑者が聞く。

⬇️ 新訓衛生回答。

「さっきと変わってないですよねぇ。 話聞いてました?日本語分かります? 変わってないのに呼ばないで貰えますかぁ」


という感じだ。ヤバすぎるだろ。


💭 心の中では


アタシは思った。


「……煽ってんのか、

または、喧嘩売ってんのか?」


とw


常時こんな感じで、

マウント全開だった。


当然、訓練生はこぞって、不満タラタラw

ここに記載できない文言で罵倒していたw


🐕 衛生というポジション


とにかく、偉そう、高圧的。


言ってしまえば、

刑務官の手先だ。

いや、犬だ。

忠犬だ‼️w


アタシは思った。


絶対に新訓の衛生になってはならないとw


恨みしか買わない、悲しいポジション。


🔍 後になって分かること


彼等も、好きでやっている訳ではない。

刑務官から、そうするように言われているのだ。


証拠に、

一般社会では許されない指導の仕方を見ていても、

容認しているのだから。


後々、この衛生と話す機会が沢山あったが、

めっちゃマトモで、めっちゃいい人達だった。


結局、刑務所の教育方針が

一事が万事これなのである。


閉鎖空間は、おかしな空気を醸成していくのだなと、

この時も思っていたし、

いまも思っている。


📚 昼休憩と突然のブチギレ


そんな生活を送りつつ、

昼の休憩時間中に、

購入本や差入れ本の配布が行われた。


アタシは差入れ本があったので、

担当前に呼ばれた。


そこで工場担当が、

「間違いないか?」

と聞いてきたので、


何が差入れされたのかは把握していたので

「間違いありません」

と回答したのだが……



💥 いきなりブチギレ


言い方はこんな感じ。


「テメーは何の確認をして、

間違いねーっつってんだよ?

舐めてんのか?

確認してねーだろ!!」


アタシ

???「ハァ?」


楽天ブックスは品揃え200万点以上!

⚙️ 刑務所的ロジック



要は、本ではなく

「閲覧票」という許可証が、

自分自身の物か確認しろ、

ということだったらしい。


アタシは思う。


だったら、まずは説明だろ?!と。


これが刑務所の実態である。


🧠 わからない前提でやらせる場所


わからないのが分かっていて、やらせる。

間違える。

そして、指導をする。訓練生全員の前で

見せしめだ。


アタシは、この瞬間悟った。


「あー、なるほどね、そうくるかっと」


要は、

揚げ足をどれだけ取るか、

取られないかの場所だという事だ。


楽天ブックスは品揃え200万点以上!

📣 二週間目、そして呼び出し


そんな不条理の二週間。


とりあえず、ひたすら大人しく、

ハイハイ言って居た訳だが、

二週間目に入ったところで、

作業中にいきなり呼び出される。


こっちは、


「へ?なんかやらかしたか?」


となるが、

予期せぬ面接が待っていた。


🏅 金線職員との面接

※画像はイメージww 参謀モールとかありえんw



新訓後期、

折鶴に集中していた最中に呼ばれる。


待っていたのは金線職員。

そう、幹部職員だ。


正直、恐怖したが、

とても良い人だった。


この後、出所までに

何人もの金線職員と話す機会があるのだが、

幹部職員は、至ってマイルドな人が多い。


狂っている奴が多いのは、

一般職員

銀線の刑務官だという事実が、

現実だということだ。


🗣 面接の中身


話を戻そう。

その幹部職員との面接で

何が行われたのか。


簡単な自己紹介。


大学どこです?

仕事何してました?

スポーツは?


的な感じだった。


で、言われたのは、


「介護とか大丈夫?」


答えはもちろん、


「はい、全然平気です

やった事ないけどw)」


面接といっても、

部屋ではなく、

通路の片隅で立ち話形式だ。


面接はこれで終わり。


📢 配役発表


日はバラバラだが、

この「金線面接」、

何人か呼ばれていた。


そして、新入訓練二週間の最終日。


朝食後、

配役工場が各部屋で行われる。


名前は呼ばれず、

各受刑者に与えられている

【呼称番号】で呼ばれる。


そして、アタシは――


「0000番 1区1階 衛生」


という、

衝撃的な告知を受ける。


そう、

喜連川社会復帰促進センターで

最初に経験した、

考査工場の衛生だった。


アタシは思う、金線面接の「介護」

どこいったとw



次回

➡️ 刑務所というところ 第10話

ツーブッロク刑務官との再会(仮)




Soundtrack while writing:Alexandoros「閃光」






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