べーさんの出所ログ ー社会戦線は今日も異常ナシー: 孤独な闘い
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2026年1月3日土曜日

ログ0053 刑務所というところ 第8話 受刑者の階段を昇る IN喜連川社会復帰促進センター

 明けましておめでとうございます!


ども、べーさんです。2026年がスタート、実に6年振りの
家での新年をを迎えておりますw

が、12/31が仕事納め、1/1が仕事初め涙
あれ?これって刑務所の生活と同じなんだけど?
と、思ったのはここだけのお話ですw



それでも

今日も今日とて社会戦線に異常ナシ。

最近とっても平和🕊️だと思う、アタシ的に。



強いて言えばひとつだけ懸念がある。

職場のとある女子(おばはん)に、

もしかして嫌われている……?w

という疑念だ(*´-`)


アタシが何をしたのか!!

と聞きたいが、怖くて聞けないw

そしてどうでもいいw

まぁ、それはそれとして話を進めよう。

しばらくぶりの「刑務所というところ」


⸻



喜連川、受刑者生活スタート

さて、「刑務所というところ 第7話後編」で、

喜連川社会復帰促進センターに無事?入所したアタシ。

本格的な受刑者生活の幕が上がった。



そして同時に、

ツーブロック刑務官との4年半に渡る長き戦いの幕も上がったww

──ということは、この時点では知る由もなかった(*´-`)


⸻

考査期間でやること(コロナ下2週間)



通常1週間、

当時のコロナ下では2週間の考査期間が終了。


この期間に行ったのは、

・東京拘置所でも実施された

 「学力テスト」「IQテスト」

・そして「分類面接」


一応“考査”なので、

何かしらの選別はされているようだ。


⸻

分類面接で聞かれること



この「分類面接」で聞かれた内容は、主に3点。

ちなみにこの面接官は刑務官ではなく法務省職員


・有罪となった罪についてどう思うか

・どの工場に配役されたいか

・動く作業と、動かない作業、どちらが良いか


概ねこのあたり。


⸻



アタシの回答(無難オブ無難)



アタシの回答はこうだ。


「罪についてですかー。

無罪主張ですからね、どうと言われても……。

まぁ有罪となってしまった以上、

現実を受け入れて刑期を全うするつもりです」


これ以外、返しようがなかったw


工場については、


「どんな工場があるのかわからないので、

どこになっても頑張ります」


作業内容については、


「動く方がいいですかね」


と答えた。


⸻



人気工場という罠(図書工場)



ちなみに、

人気ナンバーワン工場は「図書工場」。

これはどこの刑務所でも不動の1位。


理由は単純。

楽だから。


これは拘置所時代に、

刑務所ベテラン勢から仕入れていた確かな情報だ。


アタシが

「図書工場が希望です」

と言わなかった理由はひとつ。


そんな主張をしたら、

絶対に行けないと思ったからだ。


──これが後に後悔へと変わるw


人気2位、3位は

「炊事工場(通称:炊場)」か「衛生」。

このあたりが定番だと思う。


⸻



PC科という謎の存在

そんな考査期間2週間を経て、

次はPC科へ。期間は1週間。


ここからは共同室(雑居)での5人生活が始まる。


なお、PC科は2025年現在は廃止され、

代わりに「キャリアガイダンス科」という、

何のキャリアをガイダンスしているのか

よくわからない科に置き換わっている。


イケてる受刑者キャリアを積むための講義かもしれない。


⸻



ExcelとWord、そしてタイピング地獄


PC科でやることは、

ExcelとWordの基礎中の基礎。


ちなみに、

4年間の受刑生活で

アタシは一度もPCに触れなかったw


何のためのExcelとWordだったのか……

未だに答えは出ていない。


内容が初歩すぎて、

課題はすぐ終わってしまう。


その結果、

アタシは無心で

タイピングソフトを叩き続ける1週間を過ごすことになる。

1年半振りに触るPCだったからタイピングソフトでも楽しかったw


当時のPC科は20名ほど。

その3分の2は、

PCに触ったことすらない様子だった。


令和1年において、

PC未経験……?

と驚きつつ、

刑務所に来る人間の現実を見た。


⸻



PC科の1日の流れ



生活リズムはこうだ。


朝6時20分起床。

6時45分から朝食。

7時過ぎには工場へ移動。


昼食までタイピング。

昼食後、30分の運動(といっても工場内)。

その後、風呂の時間まで再びタイピングw


風呂の時間は曜日と工場によって異なる。

早い日は14時過ぎ、

遅くても16時頃には入浴。


朝は早いが、終わりも早い。


⸻



新入訓練までの3週間と部屋メンバー



PC科の次は、

新入訓練工場の2週間が待っている。


この3週間は同じメンツで行動し、

部屋の5人も固定だ。


メンバー構成は、アタシも含め

東京拘置所から2名、

仙台から2名、

石川から1名、


ここでも「番席」制度はあるが、

同期扱いなので上下関係はない。

初犯刑務所なので、皆、刑務所初心者だw


そして、

アタシの部屋のメンバーは

他の部屋よりかなりまともだったと思うw


何より「おじい」がいない。

これだけでかなりGOODだw


「おじい」がいると理解が遅く、

よく怒られ、

部屋全体が目をつけられる。


その点、

30前後のメンバーで構成されたこの部屋は、

比較的優秀だったと思う。


⸻



物品貸し借りという地雷



ここで注意点。


部屋内での物品の貸し借りは全面禁止。


特に多いのが書籍の貸し借り。

これは貸した側も借りた側も

調査・懲罰案件になる。


実際には懲罰まで行くことは少ないが、

2回目以降はほぼアウト。

1回目でも「指導書」という

厳重注意の履歴が残る。


実態としては、

貸し借りは普通に行われている。


だが、

バレる(=隠語で「めくれる」)奴は

相当に運が悪い。


⸻



巡回という名のストーキング


このPC科〜新入訓練期間は、

巡回が異常に厳しい。


30分に1回巡回、これは通常巡回だが

この期間はもっと短いスパンで来るw

一度通り過ぎてから、

こっそり戻って壁際に隠れて様子を見る。

とか、もうキモい、キモすぎるw


もはやベテランストーカーだw


だから、

もしバレた時の暗黙ルールはひとつ。


「借りた方が勝手に借りた」体で貫く。

貸した方を守るためだw


アタシも貸し借りはしていたが、

幸い一度も「めくれた」ことはない。


⸻



総点検(総検)という名の無慈悲



この3週間の間、

最低1回は抜き打ちの部屋チェックが入る。

これを「総点検」、通称:総検という。


この「総検」原則、誰もいない時間帯に、

カバン、本棚、畳んだ布団の中まで全チェック。


不正所持が見つかれば、

良くて指導書、

悪ければ調査、

最悪懲罰。


今後、月に最低1回は必ず実施されることになる。

受刑者にプライバシーという概念はないww


⸻



新入訓練工場へ



そんな緊張感の中、

PC科を無事通過し、

次はいよいよ新入訓練工場へ。


メンツは同じだが、部屋は変更。

場所も1区1階から1区2階へ移動する。


センターの構造については

いずれ詳しく書くとして、今回は簡単に。

・1区:自営工場配役者

・2区:通称「モタ工」(おじい主体)、病棟

・3区:一般工場主体

・4区:食品系外注工場が多い


なお、

1区は入所時と出所時、必ず通る区だ。


⸻



実は丸見えだった新入訓練



話を戻そう。


新入訓練工場へは

毎日30mほど移動するだけw


PC科と新入訓練工場は

同じ建屋・同フロア。

壁もない。


つまり、

PC科時代から

新入訓練の様子は横目で見えていたw

これは2025年現在も同じだ。


⸻



折鶴という仕事、蝋燭という地獄



新入訓練工場での仕事は、

当時は折鶴。

外注の、外向け作業だ。

2025年現在は

「蝋燭の仕分け」だ。


正直、

折鶴の方が絶対マシだ。

蝋燭の仕分けなんて、

そんな仕事が世の中にあるとは思わなかったww


⸻



次回予告



今回はここまで。


新入訓練工場では

さらに驚愕の事態が発生するw


次回は、

新入訓練工場から工場配役までを語る予定。



Soundtrack while writing:back number「怪盗」




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