アタシの尊敬する、忍者の先生も言っていた。多分....
「人は皆、自分の器を知るべきだ、努力なんて、ただの幻想だ。」
……はい、尊敬しすぎて、それ以来アタシは一切努力してませんw
今日も今日とて社会戦線に異常ナシ。と、行きたいところですが――
さて、本題です。
「刑務所というところ」シリーズもようやく第5話。
「刑務所」にまだ行きついていない事実、何ともまぁ、申し訳ねーっす。
そんだけ、刑務所に行くのは大変っつーことですw。
🏨 東京拘置所はまるでホテル?
4話最後に「東京拘置所はHOTEL!!」と叫んで終わりましたが、そこに触れておくと――。
東京拘置所、通称:東拘はとにかく綺麗だったのです。
単独室の畳は柔道場で使われる合成畳(←正式名称知らぬ)で、ダニとは無縁、多分。
千葉刑務所の畳はダニマミれ、ダニの巣窟。いつも腕、脚が猛烈な痒みに襲われていたものです涙。
この差にアタシの魂は震えた。
さらに、コロナ下ということもあり、移送直後から丸2週間は単独室での隔離。
千葉刑務所では約1年単独室だったのに、東拘では共同室とのこと。
とはいえ当時、軽い言語障害を引きずっていたアタシ。
共同室、ちゃんと話せるのか? 不安MAXで転室を迎えた。
🚪 教育部屋という罠
「いざ尋常に共同室へ!」と意気込んだが――
連れていかれたのは『教育部屋』。
共同室に正式に移る前に、ここで“共同生活のシキタリ”を叩き込まれるらしい。
期間は半日~2日間。タイミング次第で長短あり。
ただ問題はこれ。
職員から説明ゼロで、いきなり放り込まれるシステム。
そこで待っていたのは――
『教育係』と呼ばれる、やたらエラそうな未決収容者2名。 ※なぜ未決が教育係なのか? 職員の手間を減らすためらしい。 要するに“タダ働きインストラクター”システムwww。
同じ身分のくせに態度だけは職員級。
アタシ思う。
「コイツら、受刑者よりエラそうじゃね?」
🧽 教えられた“ルール”
教育部屋で叩き込まれるルールは以下。
-
生活時間の守り方
-
部屋の入り方・出方
-
掃除の仕方
-
食事の受け方
そして最大の衝撃が――トイレ掃除。
そう、素手で和便器をゴシゴシいくのです。
もう一度言います。素手でゴシゴシいくのです!!( *´艸`)
さらに使用ルールも徹底。
-
立ちション禁止(刑務所期間も継続)
-
大きい方の時は「しゃがみます!」と宣言(これも継続)
-
終わったら掃除+手作り消臭スプレーでパフパフ
……全部、エラそうな教育係から“講義”される。
いやいや、同じ未決だろ? なんでそんな上から?涙
🏢 東京拘置所の構造メモ
ちょっと予備知識。
東拘はX字型に建てられていて、A~D棟に分かれる。
アタシが隔離されていたのはB棟4階、その後はD棟10階。
当時、このD10は「一番厳しい」と言われていて、刑務所に近い環境だと噂されていた。
教育係に選ばれると“ちょっとしたご褒美”がある、なんて噂もあったが、真偽は不明。
✨ 未来への伏線
この教育部屋で過ごした2日間。
アタシにとっては“エラそうな奴ら”としか思えなかった。
でも――ディスティニーは残酷にして奇妙。
「いやいや、人生どんなトランジットだよ」と心底思った。
だが、それはまた別の話。
📝 次回予告
次回、刑務所というところ 第6話 共同室→刑務所へ(仮)
いよいよアタシの「共同室デビュー」。
そして二審判決を経て、ついに“修行の場=刑務所”へ――。
関連記事:ログ0011 刑務所というところ 番外編:べーさん、後遺症にクラッシュ(笑)
関連記事:ログ0012 刑務所というところ 第1話 刑務所への道 突然の逮捕、そして『世界』編纂
関連記事:ログ0013 刑務所というところ 第2話 有罪率99.9% 異世界の入口は留置所だった
関連記事:ログ0014 刑務所というところ 第3話 コロナ地獄と無双を夢見た拘置所生活
関連記事:ログ0022 刑務所ということろ 第4話 満を持して東京拘置所へ、そこはエデン?
0 件のコメント:
コメントを投稿