今日も今日とて社会戦線に異常ナシ。
ども、べーさんです。
出所から7ヶ月。
シャバを謳歌しているようで、仕事に追われながら
一人旅で自由を楽しんでいる訳ですが、
シャバって幾らお金があっても足りない。
今更ながらそれを実感しているアタシです。涙
とはいえ自由最高。イッツ・フリーダム。
それを謳歌しているのも事実w
この自由の下、「刑務所というところ」を書くことを
すっかり忘れていたのもまた事実。汗
年明けの「刑務所というところ 第10話」から、
気が付けば2ヶ月以上が経っていました。
楽しみにしている人がどれだけいるのかは分からないが、
このシリーズは完走しなければならない?と勝手な縛りを
設けてますw。
完走目指して書くぞー。
……と、一人気を吐いている次第でありますw。
📜前回までのあらすじ
第10話では、「城主」がいることで知られる1区1階考査工場で、
YKKの訓示を受けた。
YKK。
ヤル気
気合
根性
という、なかなかの精神論である。
そしてパイセン受刑者との対面。
ここからアタシの刑務作業が始まる。
まずは例のYKK、ヤル気・気合・根性の注入からスタート。
その後、パイセン受刑者との顔合わせとなる。
アタシは、近々出所予定のパイセンの補充要員として配役された。
🪑番席という序列
刑務所の工場には「番席」という序列がある。
これは工場内のポジション番号のようなもので、
1番席が事実上のリーダーだ。
アタシは5番席の末席スタート。
配役された順なので当然の位置である。
1番席のパイセンは北海道出身。
北海道……津軽海峡を越えて栃木まで収監させるとは、
税金の無駄遣いだと今でも思っている。
その1番席のパイセンは、あれこれと親切に教えてくれる人物だった。
「あれ?思っていた感じと違うぞ?」とアタシが思ったのもこの頃だ。
しかしその1番席、程なくして仮釈放準備工場へ旅立っていった。
だいたい1ヶ月と少しである。
その結果、2番席が繰り上がって1番席へ。
アタシは4番席に昇格した。
ちなみに、この衛生工場に配役されていた受刑者は、
アタシを含め比較的刑期の長い人間が多かった。
……のだが。
アタシの後ろに入ってくる受刑者の中には、
刑期の短い人間もいる。
その結果、何度も出所を見送る羽目になるw
🔥新体制とYKK地獄
最初の1番席は人柄が良かったため、
YKKを地で行くような雰囲気ではなかった。
しかし、新1番席になった途端──
YKK生産工場、稼働。
ヤル気
気合
根性
これを本気で地で行く世界である。
例えるなら、ツーブロックの刑務官がそのまま受刑者になったような人物。
下位互換そんな言葉が脳裏をよぎる。
最悪であるw
とアタシは思ったが、もちろん顔には出さない。
……いや、出ていたかもしれないw
そんな感じで、新体制の衛生工場がスタートした。
🧹刑務所の裏方「衛生工場」の仕事内容
ここで、衛生工場の仕事について少し説明しておく。
1区1階衛生工場の主な仕事は、喜連川社会復帰促進センターに
移送されてきた受刑者の世話である。
具体的には、
・私物の分別
・必要な衣服の準備
・居室での過ごし方の教授(まさかの受刑者が受刑者を教えるw)
・配食(朝昼夜の準備から配当)
・1区1階の掃除
・他、極めつけは工場を知らない刑務官に仕事を教えるw等
一般工場と比べると、やることはかなり多い。
その代わり、受刑者側の裁量もある程度あり、
自由度は高い工場だった。
🔓刑務官がいない時間もある?衛生工場の自由度
刑務所という場所は、基本的に何をするにも刑務官の立会が必要だ。
しかし、アタシが配役された2021年8月当時、
衛生工場では1区1階の工場内を自由に歩き回ることが出来た。
正直、受刑者のアタシですら
「これ危なくないか?」
と思ったほどである。
もちろん自由に会話は出来ない。
会話には「交談許可」が必要だ。
これを取らないと、不正交談で調査対象になる。
とはいえ、この工場はかなりフレキシブルだったため、
この辺はわりと甘かった。
🧠刑務所で仕事を覚える難しさ
仕事を覚える上でのデメリットは大きく二つある。
一つは、簡単に会話が出来ないこと。
もう一つは、環境による能力低下だ。
初めての刑務作業という環境の中で、
自分の能力が著しく低下しているような錯覚に陥る。
普通の社会であれば、分からないことがあればすぐ聞ける。
教える側も気軽に話しかけられる。
しかし刑務所ではそうはいかない。
その上、覚えることは膨大だ。
所作から作業まで、すべて覚えなければならない。
アタシは自分のことを覚えの良い人間だと思っていた。
しかしこの環境ではミスを連発した。
現在、社会復帰して働いているが、
やはりアタシは覚えが良い方だと思う。
つまり、あの閉鎖環境では能力が封印される。
そんな不思議な体験をしたわけである。
今でも「あれは何だったのだろう」と思う。
ただ一つ言えるのは、
ワンミス命取りというプレッシャー。
そして刑務官や上の番席からの圧力。
それが大きかったのだと思う。
👤パイセン受刑者
そんな環境の中、アタシの一つ上の番席には、
1ヶ月前に配役されたパイセンがいた。
これがまた、ウソだろと思うほど人の良い青年。
もちろんここにいる以上、犯罪者であることは間違いない。
それでも「どうして君がここに?」と思うような人物だった。
しかもこの彼、仕事が非常に出来る。
というより、ものすごく努力していた。
その彼の直後に配役されたアタシ。
これは正直、なかなか辛いポジションだった。
▶次回予告
次回
刑務所というところ 第12話 ミスしまくるとどうなるか?
こうご期待w
Soundtrack while writing:LISA「Rising Hope」
刑務所というところシリーズ
ログ0011 刑務所というところ 番外編:べーさん、後遺症にクラッシュ(笑)
ログ0012 刑務所というところ 第1話 刑務所への道 突然の逮捕、そして『世界』編纂
ログ0013 刑務所というところ 第2話 有罪率99.9% 異世界の入口は留置所だった
ログ0014 刑務所というところ 第3話 コロナ地獄と無双を夢見た拘置所生活
ログ0022 刑務所ということろ 第4話 満を持して東京拘置所へ、そこはエデン?
ログ0029 刑務所というところ 第5話 東京拘置所で教育係に遭遇...何それ?の件
ログ0032 刑務所というところ 第6話(前編) 東京拘置所 ついに共同室デビュー
ログ0033 刑務所というところ 第6話(中編) 東京拘置所 ついに共同室デビュー
ログ0034 刑務所というところ 第6話(後編) “エラそうな奴ら”になってエラそうになる、そして受刑者へ
ログ0043 刑務所というところ 第7話 ついに刑務所へ移送【喜連川社会復帰促進センター】
ログ0053 刑務所というところ 第8話 受刑者の階段を昇る IN喜連川社会復帰促進センタ
ログ0056 刑務所というところ 第9話 アルティメット受刑者 に ―― 衛生工場への配役 ――
ログ0057 刑務所というところ 第10話 アルティメット受刑者の初陣、再会したツーブロックは「城主」だった
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